小学校教師ダッチの「学級だより」

アラフォー教師です。記録を取ろうと学級だよりを書き続け、10数年。学級だよりに書いたこと、学級だよりのネタ候補等々、学級だよりを中心に教師としての日々を書き綴ります。家庭では3児の父、また現在大学院博士課程の学生。そのあたりもブログに登場する予定です。

マスクによる息苦しさ?

 学校も再開され、授業も始まりました。

 マスクをしての授業。

 

 これまでマスクをしたままの授業に特段感じませんでした。

 

 しかし、今日は蒸し暑く、2時間目くらいから手がしびれ、息苦しさを感じるように。

 

 4時間目にはマスクを外して、深い呼吸をしないと気持ちが悪くなりました。

 

 給食は半分食べ半分残す。そのような状況。

 

 5時間目には体調ももどったものの・・・。

 

 おそらく軽い熱中症だと思われます。

 

 マスクが熱中症というわけではありませんが、体調が悪くなるとマスク越しの呼吸がつらくなると初めて体験しました。

 

 これから暑くなり、体力的にきつくなります。

 

 そこにマスクや、感染症対策。体調管理、十分に気を付けようと思った一日でした。

在宅勤務で「見方・考え方」を整理

お題「#おうち時間

 在宅勤務が週に何回かあります。

 在宅勤務中は結構集中して作業ができています。普段職場だとできないこと、それがメインになっています。

 

 慣れたといえば、情報を整理し、自分の見やすい「資料」として仕上げることでしょうか。

 先日は学習指導要領解説を紐解き、各教科の見方・考え方だけピックアップしまとめました。

 

 学習指導要領解説ってなかなか耳にしませんよね。教育関係者、特に学校関係者しかみないんじゃないでしょうか(笑) 文科省は「社会に開かれた」と述べていますので、もしかすると、世間一般的に浸透しているものかもしれません。

 

 ちょっと開いていただければわかるのですが、

www.mext.go.jp

 一教科あたり、膨大なページ数になります。何百ページです。小学校教諭なら一人で何科目も授業しますので、それこそ気が遠くなるような厚さです(笑)

 在宅勤務だからこそこういった学習指導要領、解説、学習指導要領についての書籍、またそれを受けた評価に関する書籍を読み、まとめ、授業という場に落としやすくする、そのような時間と場が設定できます。

 

 その学習指導要領解説、各教科を引っ張りだし各教科の見方考え方とは何か、それについて説明してある箇所のみピックアップしました。

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 各教科について分量にばらつきがありますし、各教科によってやはり変わってきます。自分が使えればいいので、キーワードではなく、そのまま書きだしてまとめています。個人的な感覚だと、音楽、図画工作科、体育とう実技系の科目は、細かく見方・考え方の説明がなされています。国語は非常にシンプルにまとめてあります。

 おうち時間である在宅勤務だからこそ、こうった資料を読み解く、そのような作業を取り入れることができます。

 

 ただ・・・慣れたかといわれたら、やっぱり子どもたちが学校へ登校してくれ、子どもたちの?や!から課題を共有し、学びをすすめる、「授業」がいいなと改めて思います。もちろんオンライン授業の構築といった作業もやっていければいいのですが、それは一教員でできることではありません。慣れる前に、この事態が変わっていくことを祈っています。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

時間があったのでGWにこれまでの実践をふりかえり、自分なりの格言?作ってみました。パート4

dutch2017.hatenablog.com

 さて、またまた続きです。

⑯ 題名のない資料で仮定法を鍛えよ

 水産業の学習で、一枚の棒グラフを提示した。題名も単位もなし。横軸に漁港の名前が出ている。子どもたちは

  •  水揚げ量ではないか
  •  これが水揚げ量としたらカツオではないか
  •  水揚げ量のグラフとしたら、カツオの水揚げ量と考えられる。焼津港が書かれているから

 と勝手に水揚げ量、カツオと仮定して考え始めた。一度のこの「仮定する」をやれば普通のグラフでも応用が利き始めた。

 仮定法を使わせようと思ったら題名のない資料である。

 

⑰ 地図帳マークは侮れない

 カツオの証拠を探せと指示。しかも地図帳から。漁港名をヒントに地図帳を探し始めると・・・あるのだ。鰹節のマークが。

  •  鰹節のマークがあるということはどういうことか
  •  カツオが水揚げされるということ

 小学生用の地図帳は実によくできている。地図帳マークからどんどんイメージが広がる。

 

⑱ 勢いの低下は「見える化」せよ

 班で音読をさせることがある。最初は声のはり、姿勢ともに良い。しかし2分もすれば勢いが落ちてくる。目に見えた。その際、黒板に折れ線グラフを書く。線で勢いの維持、低下、上昇を表す。線で勢いの低下を見せられると子どもたちの声は変わる。

 

⑲ やりたいことは文章で

 1学年5学級の勤務校。運動会、宿泊学習等で学年で行動する際、意思統一が難しい。自分が仕切るときにはそれを痛感する。集まって話しをするのもよいが、文章が一番。集まる時間は取れないし、その時はわかっていても忘れてしまう。紙切れ一枚でいい。目的と大まかな流れがわかっていれば、あとは教員集団。なんとかなる。

 

⑳ 宿題は全員経験の原則を忘れるな

 二学期から自学を復習自覚と予習自覚にした。何を目的とするのか、どういったものが良とされるのか曖昧なままスタート。案の定、多くの子が勘違い。若かった私は頭に血が上って

  •  一学期に比べてレベルが低い!
  •  全員やり直し

なんて、最低な・・・暴言。宿題は事前に全員にやり方を経験させないと。結局子どもたちが不幸になってしまう。

 

 小学生用の地図帳、いいんですよ。本当によくできているなと思います。今年度から小学3年生から地図帳が配付されます。サイズも大きくなり見やすさアップ。絵はそのまま。日本のどこでどんなものが有名なのか、どんなものがとれるのか、何が盛んなのか。いや本当によくわかります。

 一般の書店では手に入らないかもしれませんが、注文すれば買うことができます。値段も500円くらいだったかな。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

時間があったのでGWにこれまでの実践をふりかえり、自分なりの格言?作ってみました。パート3

下の記事の続きです。

dutch2017.hatenablog.com

 

⑪ 草抜きをしながら詩の授業

 「われは草なり」を授業した。その日の掃除時間は全員で外庭の草抜き。

  • 力強く伸びている草をみなさんで抜くんです。

 というと子どもたちは大爆笑。子どもたちは真剣に草を抜いたことは言うまでもない。

 次の日も草抜き。

  • 君たちが想像している草はこれ?

 というと

  • いえ、これが2~3本です。

と子どもたち。詩の「草」がイメージできていました。

 

⑫ めあては共有せよ

 2学期の自分のめあてを決める。

  • 自学力をつける
  • 協力する
  • ミスを生かす力をつける
  • 周りを見る力をつける

色々並ぶ。この時は名刺サイズの紙に書かせた。裏には具体的行動が書かれている。これを班のみんなで共有する。

 「僕の2学期の目当ては〇〇です。よろしくお願いします。」

というと、残りのみんなが

 「よろしくお願いします」

という。班のみんなに宣言し、班のみんなが承認した。もう達成するしかない(笑)。

 

⑬ 当たり前は2週間

 帰りの会。子どもたちが着席する。2学期は教師の指示が全くない状態で周囲の整理整頓をさせたい。座った状態はもう教室が整理整頓された状態にしたい。直前まで授業、そして帰りの準備。バタバタとはしている。その中で9人の子が何も言われず、窓を閉めたり机をそろえたり。そこで

「この状態を当たり前にしませんか」

と聞いた。子どもたちは

「当たり前にする」

という。

「何日できたら当たり前にできたといえますか?」

そう聞いたところ2週間が最も意見が多かったのである。

 

⑭ 座ったままを見過ごすな

 授業中こんな指示を出すことがある。

「全員で同じ答えになるようにしなさい。」

 子どもたちは、一斉に動き始める。全員が同じにするためには自分から友達に話しかけ、意見交換をする必要がある。その中で友達を待ち、自分からは動かない子もいる。時間が無限にあるならばよい。しかし大抵の場合有限である。子どもたちの輪の中に入り、意見を聞くのも教師としては大事。一方、外から見て、全体の動きを見るのも大事。座ったまま子も参加できるように、心地よいかかわりが生まれるように。

 

⑮ 感覚で音読している場合もある。問うてみよ。

 国語でも社会科でも家庭科でも音読をする。社会科では5分あれば見開きを4回は音読することができる。4回目は1人ずつ順番に言わせる。この1人ずつが大事だ。自分だけで読むとき、意外に読めない文字を雰囲気で読んでいることがある。大事な言葉を意識せずに読んでいることがある。これらは教室で1人で読ませてはっきりすることが多い。「一人で読んで」と問われて初めて気づくのである。

 

 全体に対して声掛け、投げかけをしながら、そのあとで個別に。そういう姿勢が見え隠れする実践が背景にある格言。個別指導よりも集団指導がメインである、私の場合は。集団指導をしながら個別指導を行う。こういう言い方の方が適切だろうか? いずれにせよ、集団が個人にどう影響しているか、個人が集団にどう影響を与えているか、集団と個の関係に気を配り始めた、そんな時期だったのかもしれない。

 草抜きをしながら詩の授業をしたのは、まったく覚えていなかった。記録を見てもまったく思い出せない(笑)記録にあるからきっとやったのだとは思う。記録って大事だなあと改めて思う。

 

 最後までお読みいただきありとうございました。

「絶対先生になってね!」と言ってくれた吉田さん

今週のお題「会いたい人」

 色々頭に浮かびます。3世代で暮らしている私は両親、妻、子どもといつでも会えるのでそれは「会っている人」です。教員を初めて18年目。これまで出会った子どもたちとも会ってみたい。そのように思います。お世話になった同僚、先輩、後輩。この方々も「会いたい人」です。

 

 今回、書くのは数々の「会いたい人」の中でもお礼を言いたい「会いたい人」です。その方とは、何十年あるかわからない人生でもおそらく、会うことはできない人です。仮に吉田さんとしましょう。

 この吉田さんと出会ったのは、今から約20年前。私が大学4年生の初夏でした。とある中学校へ教育実習生として入り、たまたま配属された学級に、この吉田さんはいたのです。当時中学1年生でした。

 

 中学校社会科の免許取得を目指していた私は、配属された学級を含む3クラスの社会科授業を担当し、吉田さんの学級では道徳も授業させてもらいました。

 配属された学級には学級日誌だったか、出席簿だったか、とにかく放課後教室に残り、私が書き込むようなものがありました。私は毎日のように教室に残りそれを書いていたのですが、私が書いている側で、私に話しかけたり、おふざけをしているグループがいました。その中に吉田さんもいました。住んでいるところの話、小学校時代の話、中学校受験の話(とある附属中学校だったので)、たわいもない話で大笑いする日々でした。

 

 そんな教育実習も最終日。最終日は日韓ワールドカップで日本戦が行われる日でした。先生方の特別の計らいで、

「生徒も、実習生も特別教室でサッカー観戦をしてもよい。」

 そんなアナウンスがありました。

 私もそのグループも特別教室(確か理科室だったような)でサッカー観戦。そこそこサッカーが好きだった私が、選手の名前を口にすると、吉田さんたちが「先生くわしいね」とコメント。吉田さんたちとおしゃべりしながえら、日本のプレーに手に汗をにぎりながら観戦しました。

 

 試合終了が近づきます。それは私の教育実習の終わりでもあり吉田さんたちともお別れです。吉田さんたちを昇降口まで見送ってお別れしようかな、そんなふうに思っていました。

 ふと、吉田さんたちの方に目を向けると、吉田さんの様子がいつもと違って見えました。何かもどかしいような、何か言いたげな。あとから思うと、何か伝えたいことがあったのかもしれません。2言、3言声をかけたような記憶もありますが、そのまま吉田さんたちを昇降口まで見送ろうと歩きました。

 「じゃあ元気でね。」

 「2週間ありがとう」

 そんな言葉をかけたでしょうか。

 吉田さんたちは校門へ向かって歩き始めました。

 2歩、

 3歩、

 吉田さんの背中が小さくなりかけます。

 その時、ふいに吉田さんが私の方を振り返りました。

 そして

 

 先生! 絶対先生になってね!!

 

 

 と私に叫びました。

 吉田さんと目が合い、大きく手をふり応えると、またクルリと向きを変え、正門へ歩き出しました。

 

 今でも思い出すと、涙があふれてくる吉田さんの言葉です。

 

 2か月後、私は教員採用試験を受験し、1次試験、2次試験ともにパスし、夢だった故郷の教員になることができました。10倍以上の倍率で、あきらめそうになったとき、くじけそうになったときもありました。そんなとき、吉田さんの言葉と声と後ろ姿が思い出され、「いや、絶対受かる!」と気持ちを保つことができました。

 

 もう2度と会うことはないでしょう。だけど、もし会えるのならば、伝えたいことがあります。

 

 君の言葉でがんばれた。先生になったよ。

 

 日本が、世界中が大きく揺れ動き、先が見えない不安な毎日の中だからこそ、私に大きなパワーを、エネルギーを与えてくれた吉田さんに、今、会いたい。