教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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用語の整理③

UDL.SEL.いじめ

UDL

UDLとは学びのユニバーサルデザインであり、学習過程の多様性を保証する。

日本に目を向けると、特殊教育から特別支援教育へと転換した。国際的にはサマランカ声明から障害は面積でとらえられる。合理的配慮により面積としての障害が小さくなるというとらえである。学校現場で考えてみると24時間行動問題を起こす子どもはいない。子どもたちの交流欲求を満たすために意図的に褒める場面、活躍できる場面、居場所を設定する必要がありソーシャルボンドを作り出す必要がある。

 

そのために学習過程の多様性を保証するUDLは必要不可欠である。目、耳、手を使う活動を1時間の中に全て入れる。視覚的教材、言葉による捕捉、活動する教材等である。入力、脳内、出力どの過程でも多様性を保証する。入力では目、耳、手等、脳内では検索、分類等、出力では声に出す、書く、動作で示す等である。

子どもたちの実態に合わせ、一人一人の交流欲求を満たすために、合理的配慮を提供するためにUDLは欠かすことができない。

 SEL

SELとは社会性・情動の学習である。社会的情報処理の入力→処理→出力に対応し感情の理解、感情のコントロール、感情の表現が対応する。従来のソーシャルスキルは出力のみに対応していた。入力がなければ出力はできない。感情機能の育成が重要である。例えば感情の認知に必要なしぐさ、顔の表情、言葉の様子、周りの状況を学ぶためにロールプレイングやグループ学習等を通して共同的に学び、子どもたちが身につけることができるようにプログラムが組まれている。

いじめ 

「攻撃」から「影響」へといじめのとらえが変わり、いじめは「当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの」と定義されている。いじめの形は被害者と加害者、それをとりまく観衆、その周りの傍観者によって構成される。子どもたちの多くはいじめを見てもかかわらないようにするという方略をとることが多い。いじめの認知件数は小学校において近年増加傾向にあり、担任教師が認知できる割合が低く、対応しても半数が解決に至らないという現状である。

 心理面に目を向けると加害者もいじめが悪いとは認識できているものの、「あいつはいじめられても当然だ」と自身の行為を正当化する。被害者側は自分の味方は一人もいない、自分はいじめられても当然だ、自分はダメな人間という思い込みが精神をも支配し、自殺することもある。子どもの自殺は衝動的で小さな動機で起こることが多く、メディアの報道による連鎖や死へのあこがれがきっかけになることもある。

 子どものアンケート調査からいじめが発見されることが多い。アンケートの充実がいじめを減らし、無くす有効な手立てとなりうるのではないだろうか。