教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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「なぜ」は禁句?

 カウンセリングの技法について学ぶ中で、

カウンセラーは「なぜ」と聞かない

と教わりました。

 

 これを聞いて私は

おお、一緒!!!(Me too!!)

と思いました。

 

 15年前、教職についたころ、必死に毎日考えていたのは「発問」。その時にむさぼるように読んだ発問関連の本を総合して、自分で決めたことがあります。

「なぜ」を使ったら負け

です。

 だれと勝負してるんだ?という突っ込みがきそうですが、それはさておき。「なぜ」って無茶苦茶便利な言葉なんです。

等々。オールマイティーです。どんな教科、どんな領域でも使用可能。しかし、しかしですよ。これって自分の頭使ってませんよね。聞かれた子どもたちも面白くありません。きっと。

  • ゴンを撃つなんて兵十はまともな神経をしているとは思えませんね。でしょみんな。
  • 大造じいさんの目に飛び込んできたものは何ですか?
  • 信長と足利義満聖武天皇の共通点はなんですか?

 頭ひねりますし、ちょっとは面白い発問になっているかと思います。

 

AさせたいならBせよ

www.meijitosho.co.jp

という格言が教育実践の世界にありますが、発問も、そしてカウンセリングも同じだなと思うのです。「なぜ」は英語にすると「WHY」です。「WHY?」って聞かれるとなんだか尋問されているような気がしますし、そもそもその理由がすぐに答えられるのならば授業を受ける必要も、カウンセリングに来る必要もありません。

 

 もちろん社会にでたら上司や先輩から「なぜ?」て聞かれることもあるので、子どもたちに全く「なぜ」と問いかけるなという気もありません。子どもを「なぜに強くせよ」と書かれている著名な方もいらっしゃいます(この方の実践も大好きです)。

 

 一方で、自由度が高いと反応の仕方がよくわからなくなることがあるということも知っておかねばなりません。

 

「学校が楽しくない」という子がいた場合、

  • なぜ楽しくないの?

と問い返すことも一つの手ではあります。しかし先ほど述べたように「なぜ」という言葉は自由度が高く、相手を責めている印象を与えます。何よりプロフェッショナルとして、頭を使っていませんよね。

  • 仲の良い友達はいる?
  • 部活には参加できているの?
  • 話しやすい先生はいる?
  • 1時間目間に合った?
  • 休み時間は何をしているの?
  • 応えるのが難しかったら頭の上げ下げで教えてくれていいからね。

と、少し自由度を下げた質問をすることで、子どもも話しやすくなります。

「子どもとの接し方がわからない」と話される保護者がいらっしゃった場合

  • どのように接しているのですか?

と問い返すこともありです(WHYからHOWに変わったことご容赦ください(^_^;))

  • 今日はお子さんと話をされましたか?
  • いつもは晩御飯はご一緒ですか?
  • 朝ごはんはご一緒ですか?
  • お子さんのいいところってどんなところですか?
  • お子さんと最近どこへでかけられましたか?

という聞き方もできるのです。

 

 教師という仕事を15年やって、その上でカウンセリングについて学ぶと共通点が非常に多いことに気づきます。「なぜ」への戒めもその1つ(私だけかもしれませんが。過度な一般化をするつもりはありません( ̄▽ ̄))。

 

 答えは子ども自身(クライアント自身)の中にある。それを外在化するお手伝いをさせてもらうのが教師の仕事のとっても大きな部分だなと改めて思いました。

 

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