教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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保護者と共に

「保護者対応が」という学級を担任したことがあります。決して私がそう思ったわけではありません。以前も書きましたが、「引継ぎ」でそういわれるのです。

 

 このような「保護者対応が」と聞くといつも不思議に思います。そこに「対決姿勢」を感じるからです。

 

 職員室でも度々耳にします。「あの保護者は・・・」

 

う~ん。なんか違うのです。現実問題確かに「保護者対応」という言葉は存在します。モンスターペアレントなる言葉もあります。私自身、保護者の方々といつも良好な関係を気づけたわけではありません。お叱りを頂戴したり、厳しい言葉を頂いたこともあります。

 

 しかしよくよく振り返ればその原因は自分自身にあります。お子さんに対する接し方に不公平感があったり、適切な情報提供をしていなかったり。

 

「対決姿勢」では、自分自身を変えることができません。原因帰属が他者になっているからです。その「対決姿勢」は無意識に表れ、保護者の方を不快にさせてしまうことにもなります。

 

 保護者は決して「対立」する存在ではありません。むしろ「手を携えていく」存在なのです。

 

 担任する子どもたちの全ての保護者の方がと良好な関係築き、手を携えて・・・というのはまだまだ私にはできていません。しかし周囲から「保護者対応が」と指摘される学級をいくつかもたせていただき自分なりに心にとどめている言葉があります。いくつかあるのですが、3つにまとめて紹介いたします。

 

保護者は子どもの一番のエキスパート

 子どもが生まれてから小学校に入学するまで。誰よりも子どものことを思い、子どものために様々なアプローチをされてきたのは保護者の方々です。だからこそ、教師から見ると「他にも同じような子がいる」と思うような問題であっても悩み、不安を抱かれるのです。保護者にとっては1分の1の我が子です。ですので、教師は常に「教えてください」という姿勢をもたなければならない思うのです。その上で、学校としての教員としての立場を伝えていく、そのように思います。

 

学校・教師への要求には「ありがとう」

 放課後、「〇〇先生、□□さんのお母さんからお電話です」と言われるとドキッとしますよね。電話口に出るまでいろいろなことが頭をめぐります。ネガティブな話題だと教師も人間です、ついつい感情が高ぶることがあります。その時は「そのような言いにくいことをわざわざお伝えくださりありがとうございます」と感謝の言葉を伝えます。保護者の方は大変お忙しいのです。そのお忙しい時間を割いてわざわざ電話をしてくださっているのです。それに対しての感謝が必要だと思うのです。教えていただかなければ永遠に気づかなかったかもしれません。そのような話題であれば気づきを頂いたことへも感謝の言葉を述べます。

 

 連絡帳で有れば保護者の書かれた量よりちょっぴり多くの言葉を返事に書きます。5行書かれて教師からの返事が「わかりました」や「見ましたの印」ではあまりにも礼儀に反していると思うのです。(ただ、気を付けなくてはならないのは、保護者の方にもそのようなお考えの方がいらっしゃった場合。数年前、ある保護者の方とそのようなやりとりが続き、結果として毎日方眼ノート1ページ、交換日記のような状態になったことがあります。そういう予感がしたら減らしましょう(笑))

 

情報提供はこまめに

 教師のもっているイメージと保護者のもたれているイメージは異なります。同業者であれば別でしょうが。小学校1年生を担任していたときでした。当時使用していた漢字ドリルは練習に3マス用意されていました。ある女の子がとても丁寧に作業をしていたので、時間が足りず、2マスやった状態で終わりにしました。後日その保護者の方から漢字ドリルを手に「先生、うちの子感じ2マスしかできていないですよ」と強い口調での訴えがありました。

 ある年は「対応が難しい」という(私がそう思ったわけではありませんよ。)保護者の方に「学級だよりで細かく情報を伝えてくださるから助かる」というお褒めの言葉をいただきました。

 情報が少ないというのは保護者の方の不安を増大させることにもつながりません。子どもが学校であったすべてのことを家庭で話すか、そんなことはないと思います。ましてや「何をしていれば学校でちゃんと勉強しているといえるのか」「周りの子はどうなのか」というのは子どもの口伝えではなかなか正確には伝わらないでしょう。不安が募るとそれが不満になり、保護者と学校が対立という状態になります。

 保護者から要求があって提供するのではなく、普段からこまめに学級、子ども、学習の様子を伝えていく。そういう教師側のアプローチが必要だと感じます。

 

 以上むりくり?3点に絞って書いてみました。「あの保護者は」という前に「自分自身はどうか」とふりかえる、この作業が大切だと感じます。小学校であれば、担任ともなれば1年間、約30名の保護者の方とかかわりをもたせていただきます。日々お忙しい中、お力を貸していただくためには、教師側のアプローチ、教師側の姿勢が何よりも大切です。教師も人間ですからそれほどたくさんのアプローチはできません。3つくらい、3つくらい自分の中に言葉を留めておくと行動に起こしやすいのではないかと思います。

 

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