教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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ホワイトボードミーティングで目標づくり~JRC~

みんなで決めるという一つの手立て

 JRCという組織をご存知でしょうか?

www.jrc.or.jp

 私の勤務する小学校近辺では結構メジャーな活動です。毎年5月に加盟式があります(新1年生の)。それに合わせて各学年でも近いの言葉や署名を行います。本校では、JRCのスローガンに合わせ各学級で行動目標を定めます。

「みんなで決める」

という言葉をよく耳にします。いつも違和感とともに聞いていました。「『みんな』って誰を指すのだろう。」「みんなで決めるってどんな状態を指すのだろう」「みんなで決めることってできるんだろうか?」そんなやさぐれた初任期だったのです(*´Д`)。

 

 何かを決めるとき「自我関与」が大切だと様々な心理学関係の本に書かれています。「みんな」で決める際、全員が自我関与できる状態を生み出すのが、それが生み出せば「みんな」で話し合たって言えるのではないかと最近では思っています。

 

 そこでここ数年取り組んでいるのがホワイトボードミーティングと思考ツールの組み合わせ。小学6年生という発達段階を考えて、真っ白なホワイトボードを各自で構造化していくのはまだ早いかなと思ってのことです(2学期、3学期には真っ白な状態でつくっていきますが)。

 

 今回ご紹介するのは、JRCの各学級の行動目標を考える際のホワイトボードミーティング×思考ツール(ボックス図)の実践です。(思考ツールにつきましては関西大学諸初等部の先生方が書かれている書籍をご覧ください)

学級だより47号(5月18日)

 JRC加盟式が水曜日行われました。

  • 誓いの言葉
  • JRCの歌

 どちらとも遠くまで響く張りのある声。朝から清々しい空気が教室に生まれます。加盟式の後はJRC活動における学級の目標を決めます。今回はグループでまず目標を考えることにしました。

 ボックス図と呼ばれる図を使って作業を進めます。格好いい名前はついていますが、ホワイトボードの真ん中に長方形を横に長い形で書くだけ。

  1. 周りに各自が考えた目標を書く
  2. 各自の目標を付け加えたり、言い換えたり、削ったりしながらグループの目標を作っていく
  3. 真ん中に書いた長方形に決まった目標を書く

 このような流れです。左は周りに書き込みをしている様子(写真省略)。ここでどれだけでるかによってその後の流れが変わってきます。

 

 右は話し合いが進むときの書き込み(写真省略)。「一日何回するか?」という言葉が書かれています。おそらく話し合いの中で「具体的な目標にするには?」という話になったのでしょう。

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 上は矢印で結び付けています。ちょうど会話に耳を傾けていました。

「こっちとこっちを・・・」「だったら・・・じゃない?」「それだったら・・じゃない?」。抽象的だった目標がどんどん具体的になっていっていました。

 

 右は、話し合っている最中の子どもたちの顔(省略)。互いの視線が絡み合っています。どの班も同じような表情。とても美しい顔です。

 最後は各自一票をもって各グループの作った目標に投票。一番表を集めたのは下の目標です。

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振り返り

 最後は各グループの作成した目標に「投票」という形での選択になりました。各グループの意見を持ち寄り、集約し、選択肢を作成し、さらに・・・という活動も考えられました。得票率の高い上位3つを取り上げ、選択、もしくは統合という形も考えられました。しかしながら今回はとりませんでした。理由は・・・よく覚えていませんが(笑)提出期限が迫っていたからだと思います。

限られた時間の中での最大限

が私のポリシーです(笑)

 

 課題だった「自我関与」も全ての子どもたちができていました。ホワイトボードに書きながらの対話なので「意見」がしっかり見えます。また4人なので責任の分散が起こりにくいというのもあります。また自分の意見がホワイトボードに書かれ、線で結びつけられ、最終的な意見に入っていく。有用観も得られます

 

 文字にして残す、文字にした後でつなげる。子どもたちにとってもわかりやすいのだと感じています。やはり音声言語だけの話し合いではすぐにワーキングメモリがいっぱいになってしまいますし、教師が黒板上で結び付けていくのもいいのですが、子ども達自身に結びつける力を伸ばしてほしいと思っています。そういう点では、自我関与を高めるホワイトボードミーティング×思考ツールでありながら、副次的な効果もあるような気がしています(数値化しているわけではないので確証はありません)

 

 ホワイトボードミーティング×思考ツールの実践はこれからもちょくちょく紹介していきます。ご意見いただけると幸いです。

 

 

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