教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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何を学んだのか~スローガンに対する自身の評価、そして教師の手立ての評価~

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dutch2017.hatenablog.com

 上の記事の中でスローガンを活用するという話を書きました。運動会が終わり子どもたちは何を学んだのか。学級だよりに数名分を紹介していました。いくつか掲載したいと思います。

何を学んだのか自身の評価(学級だより79号)

信頼の大切さを学んだ子

A君

 私は、友達を信頼することが大切だということを学んだ。

 例えば、肩車だ。またから頭が出て勢いよく持ち上げられる。相手がきついのかわからない。わからないので怖いが○○君がぼくのひざの上をもって持ち上げてくれるのを信じて高くあがる。あがる瞬間「やった~ありがとう。」と思う。彼もぼくと同じで「やった~。」と思ったのだろう。「必ずやってくれる。」お互いがそう思うことで美しい肩車ができあがる。

 この信頼関係が欠かせないのだ。 

Bさん

 私は、組み体操を通じて友達を信頼の大切さを学んだ。

 例えばやぐらだ。ひざが地面の砂とこすれあい、すごく痛い。上がどんな様子か見てみたいがみたら崩れる。逆も考えられるだろう。上の人が下の人を見ようとすると体重が下にいき、崩れる原因になる。痛みをがまんし続ける。みんながみんなを信じあう。「ピー。」みんなが降りていく。お互いの身体が見えない中がんばった、そう思う。「絶対成功する。」十人の気持ちが合わさるからやぐらは完成する。この信頼関係が大切だと思った。

協力の大切さを学んだ子

Cさん

 私は組体操を通して友達との協力が必要だと考えた。

 例えばトラストポール。私は後ろの6人の1人だ。◆◆さんをあげる2が「せーの。」と息を合わせてもちあがる。二人のスピードや高さがバラバラだと上の人は不安定になる。不安定になると全体の美しさがくずれてしまう。二人のスピードや高さが同じだと全体も美しくなる。「ピー」の笛で「せーの」という掛け声とともに◆◆さんが後ろに倒れる。私はすかさず◆◆さんの肩を支えた。「ピッ」という笛でみんなの「1・2・3」という掛け声で◆◆さんが起き上がった。ここでも人でも欠けたら不安定になり崩れる。スピードを同じにして◆◆さんを上げる。すると◆◆さんは立ったときにとても美しい姿になる。

 みんなで協力するからこそ◆◆さんの美しい姿が表現できる。6人の協力こそがトラストポールの美しさを支えているのだ。             

Dさん

 私は組体操を通じて、友達との協力の必要性を学んだと考えた。

 例えばやぐらをしているときだ。私は一番下で上にのる4人を支える。だから全員の背中の高さを揃えないといけない。そうしないと上にのる4人がぐらぐらしたり3人の高さがバラバラで一番上にのる○○さんがおちるかもしれない。そうすると今までがんばって練習してきたのが無駄になる。だから「ピッ」という笛の合図とともに全力で走り、ひざをつくときのスピード、そして一瞬で高さを揃えることに気をつけてやらなければならない。それができてはじめて上の4人を支えることができた。

 下の6人の協力こそが上の4人の、そしてやぐらの美しさを支えているのだ。

ふりかえり

 信頼、協力。いずれもスローガンを具体化する作業で出てきた言葉。目新しい言葉ではありません。その大切さは子ども達も重々承知。では何を学んだのか。それは信頼の表現の仕方、協力の表現の仕方、具体的な信頼・協力の姿、即ち信頼・協力の概念の広がりであり、信頼・協力が身に付いた自身、友だちへの気づきでしょう。「何を学んだのか」非常に抽象的な問いです。「運動会で思い出に残った場面を書きましょう」ではないのです(これは、『詩』という形でまとめています。後日掲載いたします。)。何を学んだのかという、学びを一言で表現する抽象的な思考、そしてそれはどこの場面で学んでいるのかという具体的な思考。そしてその思考した内容を言語化し文章にするという作業。

 かなりの認知的負荷を子どもたちにかけているのがわかります。しかしながら全員がもれなく書き上げる。運動会が子どもたちにとって学び多き場であったことはもちろんのこと、2カ月間の間に一定量の文章をある程度論理的に構成し文字に表現できる力をつけている。子どもたちの2か月間の努力に脱帽です。

 5月も終わり。2016年の学級だよりは6月に入っています。6月は授業を一層充実させる、授業充実期と私はとらえています。これまでに比べ授業の内容が多くなるのではないかと思っています。これからもお読みいただけると幸いです。

 今日も最後までお読みくださりありがとうございました。