教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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3年前の6月初旬。子どもたちの様子は?

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 2015年の学級では?

 2年前、2016年度に担任した学級の様子をずっと学級だよりで紹介しています。ふと

別の学級での6月ってどんな様子だっけ?と頭に浮かびました。そこで2015年、5年生を担任したころ、しかも丁度今頃の学級だよりを読み返してみました。共通している部分があります。それは

  • 6月になって一気に子どもたちの見方・考え方が伸びている

点です。運動会が終わった後というのは同じ。そして梅雨に入り決して過ごしやすい気候とは言えないのも同じ。その中で子どもたちは一気に学びの芽を伸ばしていく。6月というのはやはりそのような時期なのかもしれません。

 

学級だより38号(2015年6月8日)

 月曜日。どことなく子どもたちの気持ちも低迷して、教室に入ってくる子どもたちの目線も心なしか下を向いているように私は感じていました。そんなことを思いながら教室を出て、職員室へと向かいました。すると私を見かけたA君が「先生、苗の水やりしなくていいんですか?」と。月曜日までが〇組の当番でした。週明け、忘れがちなみずやり。それを覚えている。しかもA君はその足で自ら水やりに向かっていきました。彼の目は、月曜日から上向いていました。

 

 朝学は学年集会。社会科見学、田植え等学年で取り組む行事に加え、トイレのスリッパについての話がありました。I君がこの話を聞きながら「人の優しさを学んだ」と作文に綴っていました。行動の裏にある人の心に注目できる、聞く力そして見る力の高まりに驚かされました。

 

 時間は流れて昼休み。お楽しみ係が全員遊びを企画していました。Yさん、M君たちです。見ていて上手だなと思うことがあります。

  •  男女交互に座ろう。
  •  男女交互に鬼になるようにしよう。
  •  足が痛い人はくずしてもいいよ。だけど足をたてないでね。

 どうしたら、男女が仲良く活動できるか、どうすればみんなが楽しく活動できるか。活動の目的をはっきりと意識していることがわかりました。自分たちが一番声を出し、一番楽しむ。それもまた素敵だなと思いました。

(そういえば給食中、2人の男の子からこんな質問がありました。「先生、給食当番でなくても手伝っていいですか?」給食当番が困っている様子が見えたのかもしれません。みんなのために、1秒でも早く準備を終わらせたほうが良いと思ったのかもしれません。その後、この2人は給食当番を手伝い、おかげで早く準備を終えることができました。)

 

 6時間目。図書室で各自、総合のテーマについて調べ学習。H君はこの45分を振り返って次のような内容を書いていました。

  •  努力すると、すぐにできるような気がしました。
  •  努力するのは大事だと思いました。
  •  努力するとわからないことも、わかるようになった気がします。

 努力の大切さは多くの場所で語られます。しかし、自身の中から出てきた「努力の大切さ」、特別な輝きを放っているように思えました。

ふりかえり

 月曜日はどこかやる気がでない。月曜日は子どもたちの視線も下を・・・そのような思いは私の勝手な思い込みに過ぎませんでした。子どもたちは、家を出るときには休みもう1日ほしいなあって思っていたかもしれません。しかし学校につけば自身の役割を自覚しやるべき行動をとる。そして工夫をする。男女を機械的に交互に鬼にするという子どもの手立ては味方によればネガティブに捉えられるかもしれません。しかし自分たちの男女の間の関係性を自覚し、もっと仲良くなりたいという目的を設定し、それに合うように活動を考えています。方法だけ取ればネガティブな見方もあるでしょうが、子どもたちのプロセスをトータルで捉えた場合、目的志向型の計画であり、「自治」の姿であったと思います。

 給食中に子どもたちが見せた自分にできることを考えた行動。学校の給食指導計画の中に「当番以外の人は静かに座って待つ」というのがあったと記憶しています。私もそのように4月指導したと思います。私に許可を求めてくるということは、もしかすると私が何か目に見えない強烈なオーラを出していたのかもしれません。そのあたりは反省すべきところです。もしかするとこのような行動は4月や5月の早い時期に子どもたちのなかから出現してくるものなのかもしれません。2カ月かかってしまったとすればそれは私の力量不足です。

 しかしながら子どもたちが自分たちで自分たちの活動をより良いものに変えていこうとする、そのような姿は色々なところで出てくるんだなと改めて感じさせられます。

 最後に、H君の努力についての記述。調べ学習での体験とそれまでの体験とが「努力」というキーワードで一気にネットワークを形成したのでしょう。私が100回「努力が大事です」とうよりもはるかに大きな学びがあったことでしょう。彼は努力の概念を自身の手でアップデートしているのです。

 自分が今どのような行動をとるべきか、そのために何をしたらよいか。それは一種のメタ認知能力です。そのメタ認知能力が子どもたちの中で育まれ行動として出現してくる、私の学級で顕著になるのは6月ごろなのかもしれません(笑)。もうちょっと過去にさかのぼり比較してみたいなという気持ちになりました。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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