教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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小学校教諭ですけど・・・何か・・・。オキシトシンの効果と限界?

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 無事ゼミが終わりました。なんとかレジュメが間に合いました。そのときもっていったのは下の論文の要約。

journals.sagepub.com

 研究している中で「Schema」という言葉がたくさん出てきています。よく「〇〇についてのスキーマがある」とか、あとピアジェの理論の中にもよく出てきます。

お前小学校教諭じゃないのか?

と突っ込みが来そうな内容です。そうですね。確かにそうです(笑)教科の学習内容は学級経営そのものについては本や講義で触れることはあってもゼミでは全く触れません。先日も私がもっていった「スキーマ」という話題に加え「オキシトシン」についても話題が上りました。とある方ががもって来られていたのが

www.ncbi.nlm.nih.gov

 の要約。オキシトシンは結構話題になるホルモンで「幸せホルモン」なんて呼ばれたりしていることもあるようです。この論文は「レビュー」で、オキシトシン研究のこれまでの流れをまとめ、考察を加えた形の論文です。

 近年点鼻薬としてのオキシトシンが海外では販売され、それにより人間関係にポジティブな改善が認められるとの報告があり、対人関係に特性があるASDへのアプローチとしても注目を集めているようです。そのような内容はこれまでの学びで知っていたのですが、今回この論文で書かれていた内容で衝撃的な研究が紹介されていました。

 オキシトシンは概して親子の結びつきをさらに促進する効果が認められていますがg、ネガティブな幼児体験、または不安定な愛着を有する個体で、行動または神経活動への肯定的な影響が最小限であったり、なかったりすることが示されているというのです。つまり、幼少期に適切な愛着形成、被育児経験を欠くと、成長した段階でのオキシトシンによる治療の実行可能性を制限するということです。

 心理学の正解では、幼少期に適切な愛着形成がなされないと、その後の成長にネガティブな影響を与えるという知見が蓄積されちます。今回のこのレビューはそれが脳神経学、生理学の知見から支持されたということかもしれません。

 

 私はオキシトシンなどのホルモンに関しては全くの素人なので本やこのような特定の論文からしか知見がありません。もしかするとこの論文と反対の主張をする論文もあるのかもしれず、鵜呑みにはできません。しかしながら、もし幼少期のネガティブな被育児経験、愛着の未形成の影響が心理学的にも脳神経、生物学的にも続くのであれば就学前教育、初等教育の重要性がますます出てくるような気がします。仮に親子で愛着形成がかけた場合、保育園や幼稚園の教師と愛着形成がその代替的な機能を果たすとの研究もあります。小学校教諭を対象とした研究があるかどうかわかりませんが、可能性としては・・・教育に携わる者としては可能性をもちたいものです。

 

 小学校の現場で直接訳立つ知見ではないかもしれませんし、これらを学んだからといって授業や学級経営の力が直ちに向上するわけではないなと自分でも思います。しかしながら「生涯発達」という視点から人を見ていくことで自分が学校という現場で行う仕事がどのように子どもたちの発達に関わっていくのか、以前より広く、そして深く見ることができるようになっているなと思います。

 来週のゼミでは

www.sciencedirect.com

を読んでいこうかなあって思っています。

 最後までお読みくださりありがとうございます。

 

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