教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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何気ない一言からふりかえる パート2

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dutch2017.hatenablog.com

 上記の続きとなる記事です。「子どもの一言」から1日を振り返るシリーズ。数年前の高学年の教室です。早速見ていきたいと思います。

 

 7月4日 子どもの言葉から

先生、私のノートどう?

 今日のNの言葉。社会科が終わってすぐでした。この「どう?」の意味は

  • OK?それともNG?
  • どこをどう変えればもっとよくなる?

の2つがあると思います。「よく書けているよ。悪い癖がでたね。『どうして経済力があったのか?』の予想だから、最後は『~だから経済力が高まった。』とかけるといいね。」と話すと、すぐに自分のノートに朱を入れます。この即効性。ピカイチです。

 配っていいですか?

 朝から身体が溶けてしまうかのような蒸し暑さ。身も心もだれてきます。そのような中、朝早くきたTが教卓に並べられていた作文を見て言った言葉。暑くても、不快指数が高くても見る目は高く保ったまま。それをみたMも一緒に配っています。これもまた見る目が高く保たれている証拠。

 私たちがやります。

 新聞の切抜きがこの日は行われていませんでした。

「どこ?」

と聞くと、

「先週終わったし。」

「やったよねえ。」

の言葉。そのような中、K、Rの班が

「私たちがやります。」

と。新聞の切抜きってそれほど目立つ活動ではありません。周りから「すごいね!」と言ってもらえるような活動ではありません。地道な目立たない作業。それを「やります。」といえる。この一言がでるか出ないか、大きいと私は思っています。

 給食中もこんなことがありました。返却された食器にご飯粒がひっついています。「これまで返した人、違いますか?」

と声をかけますが

「違う。」

の呟きが聞こえてきます。そのような中、Mがさっと食器に手をのばし、流し台へと向かいました。水をつけてのけやすくするのです。彼女の食器ではないはず。それを自分の食器のように片付けることができる。美しい姿でした。

ここにはっていいですか?

 イラスト係りです。拡大コピーした自分たちの新聞の掲示場所に悩んでいました。「する楽しさ」を確認してから一週間。一週間もすれば意欲がだんだんと下がってくるもの。その中で「みんなに知らせるためにどうすればよいか」を考える。AとMの動きをとてもうれしく思いました。 

10回読みました。

 5分休み、中間休み、教科書を手にNやO、Fたちがやってきます。教科書の文章を10回読んだと報告に来るのです。少し前なら「森へ」。今は「せんねん まんねん」という詩です。音読カードへの転記はしていませんが、学校で相当な量子どもたちは読んでいます。(教科書付ける印で回数をわかるようにしているので、音読カードの量としては少なく記録されています。)

「10回読みました」を繰り返し40回目に到達した子もいます。10回ごとに私が渡す証明カードも彼らの刺激になっているようです。

先生、さようなら!!

 何気ない一言。しかし印象に残ります。帰りの挨拶を全員でした跡、一人一人が思い思いに教室をあとにします。その教室を出る瞬間にUが私の方を振り返り発した挨拶。全員で挨拶をしたのだから言わなくてもという考えもあるでしょう。しかしながれ帰り際に、教室を出る瞬間に私に向けられた「さようなら!」の言葉。この何気ない一言になんともいえない幸せな気持ちが呼び起こされます。

先生 もう1回!!!

 水泳練習での言葉。私が担当するのは12.5mクリアを目標とするグループ。何度も泳ぎ疲れているのに

「先生、もう1回」

「手を持って」

「やる!!」

と言葉を発する子どもたち。その気持ち、のびる記録、美しくなるフォーム。感動します。

振り返り

 徹底的にフィードバックする、フィードバックする機会を狙っているといったほうが適切かもしれません。こうしてみると私の見方の一貫性がよくわかります(笑)。どうしたらその状態を克服できるか、どうしたらさらに良くなるか、どのような状態が「伸びている、伸びようとしている」姿なのか。それを子どもたちの姿を通して広げているようです。学習の機会は3種類あるとされています。モデリング、教授、協働です。学級だよりに子どもたちの姿を掲載するというのは一種のモデリングと言えるでしょう。

 教育の効果は持続しないと多くの研究は示します。行動遺伝学の知見はそれを顕著に表します。時には教育が負のリバウンド効果を示すこともあります。その中で「無意識」に働きかける手立ての効果を示す知見がいくつかあります。「無意識」に働きかけるとは例えば教室に掲示されるスローガンです。学級だよりも「無意識」に働きかけている部分があると感じます。この年は年間400号ですから、1日A4用紙2枚にわたり友達の良さが紹介されます(内容はそればかりとは限りませんが・・・)。子どもたちは日々それを目にするわけです。授業や学級づくりとどこまで関係性があるのか、その効果を実証した研究に出会ったことがないので不明ですが、何かしらの意味はあったのではないかと感じます。

 書き続けることは自分自身へプレッシャーをかけている部分もあります。子どもの名前を載せる手前、ある程度回数を均等に保ちます。ノートに正の字を書きカウントします。学級だよりを読むときに子どもたちが最初に視線を向けるのはやはり「自分の名前」です。保護者もそうでしょう。以前我が子の名前の欄に、全てマーカーで印をつけられていた方と出会いました。(一定号出したら、回収して製本してそして各家庭に返していたので、希望者のみですが)それを見てから子どもの名前の回数や内容には一層気を遣うようにしています。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

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