教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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単位量当たり~ミスを減らすために~

「単位量当たりの大きさ」という学習が5年生にあります。私自身の思い出なのですが、この時のテストがものすごく悪く、かえって親に半端なく怒られた記憶が残っています。きっと私のように「単位量あたりの大きさ」が苦手な子もいるはずと・・・と考えてゆっくりじっくりそれでいてたくさん頭を使えるような授業にしていました。

 たたみ一枚あたり・・・

 右のような図が算数の教科書P147に描かれています(著作権の関係で省略)。「単位量あたりの大きさ」という学習です。

 一緒に学習している子どもたちには教科書と少し数字を変えて同じような表を提示しました。そして

  • どの部屋が一番こんでいますか?

と問いかけました。すると子どもたちは鋭いものです。

 Aさんが「たたみ一枚で・・・」とつぶやきます。「たたみ一枚で」考えるというのは「たたみ一枚あたり」という意味。これが「単位量あたり」です。

 ☆キーとなる言葉が子どもからでると授業のリズムがいいなといつも思います

 

 さて続き。隣のYさんもいいます。「たたみ一枚あたり○人だから・・・」。頭の中で計算しています。

  •  どういう計算をしたかわかる?ホワイトボードに書いてみて?

そう問いかけ、山本さんの頭の中身を計算という形でみんなに見えるようにします。

算数に限らず授業の中でよくやる手です。一人一人ホワイトボードをもたせているので言葉で表現が難しい子も式や図、更に絵を使って表現することができます。また自分がどう考えるよりも他人だったらどう考えるか、また他人にどういってあげるかという視点の切り替えは子どもたちにとってハードルが下がるようです

 

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 さて、上はIさんのノート。式に書かれている数字にも「単位」がかかれているのがわかります。これが単位量あたりの問題でのミスを防ぐポイントなります。左は「たたみ一枚あたり」で混み具合を比べています。答え方は「○人」になるはず。ここで先に答えに「人」と単位を書きます。そうすると割られる数の単位も「人」。

  逆に「一人当たり」と聞かれると答え方は「○枚」。答えの単位は「枚」。そうすると割られる数の単位は「枚」

  • ①答えの単位をまず書く→②式をつくる

 問われている内容からまず答えを考える。終わりから考えることで式のミスが減ります。

☆問題を解く際ワーキングメモリを使います。ワーキングメモリの容量は個人差があり、また同じ学年であっても4歳以上の年齢歳の開きがあるといわれています。容量が小さい子にとって計算に集中すると何を問われていたのかが頭に残っていない場合があります。先に答えを書く、単位を書く、このような手立てはワーキングメモリの容量の個人差を埋めることができるのではないかと思っています。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。