教師力向上への道。アラフォー教師の徒然日記

30代後半の小学校教員。学びやこれまでの実践の振り返りを綴っていきます。

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教科と教科をつなぐ 国語の学びを社会に。社会の学びを国語に

dutch2017.hatenablog.com

 前回上記の記事を書きました。「書く」という作業は子どもにとってかなり負荷のかかる作業。ゆっくりじっくり取り組んでいくと。そのようなことを述べました。それは教科と教科を結びつけることでもあります。国語で学ぶ「書く」と社会科での資料からの読み取りをつなぐことも可能です。今日はそんな実践を記事にしたいと思います。

(学級だよりから抜粋です)

 

他教科での学びを 

 

 まず、資料5に目を付ける。持続可能にするためにはエネルギーの問題をクリアしなくてはならない。そのために無限のパワーを使う必要がある。地熱発電は地中のマグマの熱を使い発電する。マグマは地中内に大量に存在するため無限のエネルギーといえる。まだ課題はあるが再生可能なエネルギーとして注目されている

 次に1の資料に注目する。電気自動車は電機を貯めてモーターを回し走行する車だ。モーターをまわすためのCO2や窒素酸化物の排出がないため注目されている。これに先ほどの再生可能なエネルギーを合わせれば化石燃料を使わない最高の車になる。容量が少ないことやあまり走ることができないなど課題はあるが、普及を目指し開発が進められている。(つまり、地球に優しい車の開発が進められているということだ。)

 このことから、僕は工業に携わる人が、明るく・持続可能な社会を目指していると考えた。

  これはM君が、授業のまとめとして書いた文章。社会科の「これからの工業生産」の単元では、毎時間、このようなまとめを書いています。 

  • 自分の意見を主張するために
  • 資料のどのデータを使い
  • データと意見を結ぶ論理をどう組み立てるか

そのような練習をかねてです。同時に、抽象→具体→抽象と段落を構成することも。(   の部分が抽象的な段落のまとめ)

 

 国語科で「表やグラフを使って書こう」という学習を進めています。 

  1.  テーマに対して
  2.  自分の立場を明確にし
  3.  自分の主張を伝えるのにふさわしい資料を選択し
  4.  資料を使って論理立てて考えを組み立て
  5.  文章を書く 

 このような手順で、今週時間をかけて取り組んできました。国語の時間だけで書いたのでは1回しか文章を書くことができません。それでは表やグラフを使った文章を自由自在に書けるようにはなりません。社会科は毎時間何かしらの資料が出てきます。これを生かさない手はありません

  1. 「日本の工業生産は明るい方向へ向かっているか」
  2. 「工業生産に携わる人々は明るい未来を目指しているか」
  3. 「日本の輸入にはどのような特色があるのか」
  4. 「日本の輸出はどのような特色があるのか」

合計4回のミニ「表やグラフ(場合によっては写真資料)を使った文章」を書いてきました。

 いよいよ国語科の学習で文章の仕上げに入ります。木曜日の時点では論理の組み立てまで終わりました。どのような文章が仕上がるのか、楽しみです。

ふりかえり

 社会科では問題解決学習が前面に押し出されているので毎時間課題が変わる私の実践は邪道なのかもしれません(笑)。まあ、1時間単位では子どもたちは課題を自身の問題として捉え、資料をもとに思考し・判断し・表現しているので全く邪かというとそうでもないかもしれません(笑)。国語の説明文を通して文章の骨格を学ぶ。その骨格を社会科の授業のまとめで応用する。社会科の授業で具体的な書き方を学び国語科の「書く」活動に生かす。これは多くの教科を担当する学級担任制だからスムーズにできるのかもしれません。大作主義から小作主義へ。しかしながら確実に書けるようにしていく。学級担任ならではのメリットを生かした実践でした

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。